現状維持バイアス
現状維持バイアスとは、今の自分に戻すというものでした。
例えば、ダイエットして痩せても何十年も続いた体系が自分の中での現状となっているので、その現状に戻そうとします。
また、宝くじに当たった人がすぐに使い果たしてしまい、その後元に戻ってしまったなんて話を聞いたことがあるかもしれません。
これもお金が無い日常が普通だったので、ちゃんとそれに戻してくれたという事です。
つまり、人間は急に幸せになったとしても、それをぶち壊してしまうという事です。
このような事を経験したことはないでしょうか?
この人と結婚したら幸せになれるはずなのに、なぜか怖くなる。
収入が増えてもその分だけ贅沢をしてしまい、結果あまり貯金が増えていないなど。
現状維持バイアスは、変化が怖いのでたとえ良い事でも変化しない様にしてしまうのです。
なのでこの幸せな状況に慣れて、耐えなくてはならないのです。
現状維持バイアスに陥らないための対策
目標に向かって努力する前に潜在意識を安心させる
例えば、お金持ちになりたいならそれを記事体験してみることです。
高級ラウンジで1杯3000円のコーヒーを飲んでみる。
月に数回でも良いから、ランチを今までの数倍する値段のところで食べてみるなどです。
成功したらやってみたいことを、出来る範囲でやってみてそれに慣れることで潜在意識も安心できます。
現状維持バイアスを認識する
自分の判断が「自分自身で下したもの」でなく「現状維持バイアスに影響されている可能性がある」と認識できていれば、考えが変わるかもし
れません。
例えば、部屋を掃除するという事は、幸せに繋がる良い事ですがめんどくさいと感じることがあると思います。
その時に、「なぜこれをやったら幸せになれるのに、めんどくさいと思って現状にとどまろうと思うのだろう」、「これは幸せを拒む現状維持
バイアスではないか」と、都度自分に問いかけてみるのもいいでしょう。
メリットとデメリットを書き出して客観視する
客観視するには、めんどくさくても紙に書き出すことが重要です。
ぜひ一度このワークをやってみて下さい
1、まずどんな自分になりたいか目標を詳細に書く
例)10キロ痩せるには、間食をやめて代わりにサラダを食べる、6000歩歩くなどです。
2,それをするデメリットを書く
例)痩せるには間食をやめなくてはいけない、6000歩を歩かないといけない、その時間をゲームなどの時間に使えなくなるなどです。
3,そのデメリットを踏まえてでもするメリットを書き出す
例)間食をサラダに変えることで健康的になれる。運動すことで痩せられるだけでなく、精神的にも安定するなので痩せることはメリットだ。
代償を払ってでもやりたい目標が定まったら目標に向かって小さな行動から始めましょう。